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3・7中央行動 白タク許さぬ!!車両400両・組合員500人が請願行動
2019/03/15

3・7中央行動 白タク許さぬ!!車両400両・組合員500人が請願行動 経済産業省への請願書提出に駆けつけたタクシーの列(3月7日、東京・霞ヶ関で)

経産省取り巻くタクシー


 自交総連本部(高城政利委員長)は3月7日、東京都内で白タク合法化阻止に向けた「中央行動」に取り組み、経済産業省への請願行動にはなかま500人に加えタクシー車両400台が参加。大阪地連からも24人と宣伝カーが参加してソフトバンクグループ本社へのデモなどに奮闘しました。

 東京・霞ヶ関の経済産業省前では、乗務中のなかまが同省に「白タク合法化政策の中止を求める請願書」を提出する車両請願行動を10時から開始。「白タク合法化絶対反対!」などのステッカーを貼ったタクシー車両が次々と駆けつけ、列をなしました。
 10時30分からの個人請願書提出・決起行動で主催者あいさつを行なった自交本部・高城委員長は「海外ではレイプや殺人など事件が多発していることからライドシェア禁止、規制強化に転じているのに官邸主導でシェアリングエコノミーを推進し、経産省はその旗振り役」「国民の犠牲をいとわず、利益をむさぼる利己的目的だけでライドシェア解禁を求めているのが竹中平蔵氏であり、ソフトバンクの孫正義氏であり、楽天の三木谷浩史氏」と指弾しました。
 自交総連各地方の代表が決意表明。大阪地連・福井勇委員長は「人の命を守る規制を強化することはあっても緩和するのは許されない」と強調し、事実上の白タクであるクルーを「グレーゾーン解消制度」で容認した経産省・国交省について「一部の企業の利益のために便宜を図り、法や規制をねじ曲げた。人の命を何だと思っているのか」と語気を強めて批判しました。
 東北地連・石垣敦書記長は「東日本大震災では他のあらゆる交通機関が止まる中で、タクシーだけは住民の足を守るために一生懸命に走った」「これが白タクだったらどうなるのか。法外な運賃要求、乗車拒否、こうしたことが起きることは明らか」「白タク合法化を断固として許さないために力を合わせてがんばろう」と呼びかけました。
 午後からは日比谷公園から汐留のソフトバンクグループ本社に向けてデモ行進に出発。なかまは「ソフトバンクは公共交通を破壊するな!」「ソフトバンクは白タク推進をやめろ!」などと声を張り上げました。