HOME  <  ハンドルおおさか

ハンドルおおさか

ハイヤー・タクシー・観光バス労働者の新聞

過去のトピックスのトップへ

詳細記事

1日も早い解決をめざして 12・6大阪争議支援総行動
2017/12/15

1日も早い解決をめざして 12・6大阪争議支援総行動 不当解雇撤回裁判で組合側一審勝訴を不服として控訴したエミレーツ航空に対し、「日本の法律を守れ」と抗議する大阪労連のなかま(12月6日、大阪市中央区の同社・西日本支店前で)

ブラック企業なくそう


 大阪労連と大阪争議団共闘会議(大争共)は12月6日、大阪からすべての争議をなくそうと「大阪争議支援総行動」を展開。早朝宣伝を皮切りに、大阪府内で争議を抱える使用者や背景資本などに対する抗議・要請に取り組みました。

 大阪市北区・裁判所合同庁舎前の公園で開かれた「スタート集会」で、大阪労連・川辺和宏議長は「いま安倍政権のもとで雇用破壊と同時に労働者の権利破壊が進められようとしている。ブラック企業では多くの労働者が大変な状況におかれている。職場を変える、そして社会を変える、この二つを結合させた闘いが求められている」とあいさつ。
 大争共・粕谷武志議長は「解雇や残業代未払い、差別、パワハラやセクハラをされても(自己責任だから)とあきらめてしまう労働者が多いのではないか。(そうではないんだよ)と、いまの日本の労働環境は本当にひどい状況にあるということをみんなに知らせていくことも大事」「裁判闘争では政権に忖度(そんたく)するような判決が続出している。おかしいことには(おかしい)と声をあげ、行動しよう」と呼びかけました。

府内8か所で抗議要請

 集会が終わるとなかまは2班に分かれて行動開始。
 第1班は明治乳業(賃金・昇格差別)の背景資本・みずほ銀行(大阪支店)→エミレーツ航空(西日本支店、不当解雇)→NTT西日本(定年継続雇用拒否、子会社の契約社員雇い止め)の順に中央区内を徒歩で巡り、各所で「争議を1日も早く解決せよ」と拳を突き上げました。
 第2班は大阪市役所(庁舎内の組合事務所不許可)、泉佐野市のりんくう総合医療センター(一方的賃金カット)、高槻市の大阪医科薬科大学(非正規職員の格差、雇い止め)、大正区のダイトク(不誠実団交)、門真市のパナソニック アドバンストテクノロジー(パワハラ、不当解雇、遠隔地配転)に赴いて早期解決を要請しました。