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大阪に不幸招くカジノはいらない!!
2017/04/05

大阪に不幸招くカジノはいらない!! プラスターを掲げ「カジノはいらない」とシュプレヒコールする集会参加者(3月25日、大阪市中央区・エルおおさかで)

子どもの未来守れ


 昨年末の国会でカジノ解禁推進法が自民、維新などの賛成で成立。大阪府・大阪市の維新政治はカジノ誘致を推進しています。3月25日に「カジノあかん大阪集会」が中央区で開かれ、参加者は「くらしを壊すカジノはいらない!」と声をあげました。

 「こんなにたくさんの皆さんの前で話せる日が来るとは思わなかった。それほど家族にギャンブル依存症がいるということは恥ずかしくて言えなかった」
 集会では依存症の母を持つ女性が登壇。自身の半生を次のように振り返り、カジノ誘致反対への思いを切々と語りました。
 「子ども時代は日中の大半をパチンコ、ボート、競輪など賭博場で過ごした。そこには自分と同じ境遇の子どもがたくさんいた」「その子たちはほとんどが義務教育を終えると働きに出ていった。そしていつしか親と同じような道を歩んでいく」「中には優秀な子もいたが、私の時代は親がギャンブルに狂っていたら進学はかなわなかった」「支援者、自助グループにめぐりあったことが私にはラッキーだった。でも私のような幸運な人は少ない」「カジノができたら私のように泣く子ども、家族がいっぱい出てくる」「家庭崩壊、失踪、自殺、そんな中から子どもが明日に夢を持って育っていくのは非常に難しい」

まっとうな活性化策を

 自由党、社会民主党、日本共産党の代表がスピーチ。共産党の大門実紀史参院議員は「古来、賭博場には必ず暴力・闇金融、売買春がつきもの。こういうおぞましいものを大阪に造らせてはならない」と強調。「カジノは付加価値を生まないから経済対策にはならない。活性化には中小企業の力を引き出すための支援が必要」と説きました。