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本流逆流(6月25日付コラムより)
2016/06/28

 「製造者責任」という言葉は100円ライターでもついて回るが、舛添要一東京都知事の「政治とカネ」に絡む「製造者責任」では、東京都議会の自民・公明両党議員の追及はとても責任を果たしているとは言えない。
 猪瀬直樹前知事、今回の舛添知事と連続してお金が絡む不祥事で辞職。知事選で支援した関係から当初は舛添氏をかばっていた自・公議員も、都民の圧倒的な怒りの世論を受けてやむなく不信任案を提出し、幕引きを図ろうとした。
 しかし、共産党が提案した「百条委員会」設置には反対し、本気で疑惑解明に取り組もうとはしなかった。やぶをつついて蛇が出るのを恐れたのだろう。「政治とカネ」の問題では、叩けばいくらでも埃が出るのが自民党だ。
 舛添騒動の陰に隠れて、甘利明・前経済再生担当相の口利き・金銭授受疑惑は不起訴処分となったが、到底納得できない。口利き依頼者側の証言など証拠は揃っている。
 7月の参議院選挙では、政党助成金に頼らないクリーンな政党の議席を大幅に増やし、国民の声が政治に反映される政治に転換することが望まれる。憲法9条、立憲主義を守り、国民の命と生活を守る政治を実現しよう。